
唐突だけど、ボクは動物が好きだ。
と言うか、生き物が好きだ。
もちろん子供の頃は、学校ではいきもの係りで、家に帰れば釣りに出掛けていた。
・・・・・・・・・・・成長しているのか? オレ・・・・・。

【 タスマニアデビル 】
野生のデビルを目にするのは普通に旅行している限りでは ほぼ不可能にちかい。
ボクも過去に野生のデビルに出会ったのは、覚えているのだけで4回かな。
4回とも野生動物を見るために、夜間に林間を車で徐行移動していた時だった。
内、じっくり見れたのは一度だけ。
他は、「今のデビルだったよね??」 って感じで横切って行った程度。
もちろん今回見たタスマニアデビルはワイルドライフパークのものだ。
実は今、デビルは絶滅が危惧されている。
伝染性のある腫瘍ができる病気が一気に蔓延し、野生のデビルは絶滅するだろう としばらく前に言われていた。
確か、初めに腫瘍が見つかったのが1996年だったはず。
そして、それから15年程で野生のデビルの生息数が90%減というデータが2012年頃ニュースで流れた。
ボクが初めてタスマニアへ渡った97~98年当時、交通事故死したデビルは時折見掛けたのだけれども、腫瘍がはっきり分かる個体は見た事はなかった。
(比較的 損傷の少ない死骸は車を停めて見ていたんだよね。。。)
2003年、ホバートから車を走らせ始めて30分程の牧場の間のカーブで見つけた死骸をまた車を停めて見てみたんだけれど、
その時の大きなデビルは明らかに腫瘍があったのを覚えている。
当時は伝染病の事など知らなくて、たまたま病気の個体なんだろうと思っていたのだが、その数年後に伝染病のニュースを読んだ時にはかなり衝撃的だった。
絶滅から免れるためにオーストラリア政府がとった対応は、タスマニア島からのデビル移植だった。
移植先はNSWのワイルドライフパークの保護施設とタスマニア州にあるマライアという小さな島。
現在も継続されているはずだ。
それでもタスマニア本島の野生デビルはほどなく絶滅するだろうと言われていたのだが、その衝撃的なニュースが流されて数年後にそれを上回る驚きのニュースが流れてきた。
それは、2014年頃 病気に感染した野生デビルの中で自然治癒した個体が確認されたというものだった。
これは短期間でデビルが進化し、病原体への対抗能力が出来つつあるという事だ。
でも、当時のボクの感想では、感染・死亡のスピードが速すぎて、治癒能力の広がりが追い付かないだろう。
可能性としては治癒能力を得た個体から原因を調べ治療薬や予防薬を人間が確立し、野生デビルを保護すること位かな・・・という程度のモノだった。
それから2年後の2016年のニュースでは、なんと野生デビルの生存率が飛躍的にあがり自然治癒能力の広がりを報告していた。
専門家のコメントでは、生物の進化とは通常ゆっくりとしたスピードで行われていくもので、それが常識となっているが、
このデビルの事案は常識では考えられない急激な進化を遂げていると言わざるを得ない といものだった。
まあ 急激な進化の件に関しては、そのすぐ後にガラパゴスの海イグアナもこの30年だかで全長をかなりを短くしたことにより種を守っているとかのニュースも出てたので、実際には自然界ではたびたびあるのかもしれない。
(なんの為に身体が小さくなったのかは忘れたが・・・)
なんにせよ やはり 自然は素晴らしい。

見た目ずんぐりしてカワイイのだが、食べているのはワラビーの手だ。
前日に交通事故で死んだワラビーだという説明がガイドからは説明があったが、ボク達はつい数十秒前までワラビーを撫でていたので、ちょっと引いた。

【 カンガルー 】
カンガルーとワラビーの違いは・・・良くワカラナイ。
大きいのがカンガルーで やや小ぶりで優しそうなのがワラビーだろう という程度の認識しかない。
イルカとクジラのようなモノで、 同じ仲間を人間が勝手に分けて呼んでいるに違いないだろう。

メインランド(オーストラリア本島) に住む人の数人からは タスマニアにはカンガルーはいない いるのはワラビーだけ。
とか聞いた事もあるけど、これは間違いだろう。
だってタスマニア人がカンガルーって呼んでるし、その中でも大型のヤツをフォレストカンガルーと呼んでいた。
大型といってもメインランドのカンガルーより大分小さいが。

どこにでもいる感じはあるが、やはりドライブ中でもトレッキング中でも釣りをしていても 見掛ければとても幸せな気分になる。

【 エミュー 】
これはワイルドライフでの写真だけど、確かタスマニアでは野生のエミューは絶滅しているはず。
ダチョウを一回り小さくした鳥で、メインランドは時折見かけるがなかなか近づくのは難しい。

ダチョウより小さいとはいえ、実際にブッシュの中で出会うとその大きさには驚く。
小さな群れでいる事が多いような。。。

【 ブルータンリザード 】 やべぇ・・・見つかった ってカンジの目つき
タスマニアにいない筈の動物としては、このトカゲもだ。
単にボクが出会ったことがなかっただけなのかもしれないのだが・・・。
メインランドでは郊外ではたまに見かける。
身の危険を感じると口を大きくあけて真っ青な口の中と舌を見せ威嚇する。
知らずにその口を見たら毒々しくて驚くだろう。 が、毒がナイのを知っているので抱き上げてしまうんだけどね。
で、このブルータンリザードはワイルドライフパーク内で見つけたのだが、そのいた場所がなんとも微妙。
敷地内で飼育されているものだとすると、飼育場から脱走しているようなトコ。
脱走していると仮定すると、いくらでもワイルドライフパークの外へも出て行けてしまうので、何とも微妙だ。
するとネイティブのトカゲがたまたまパーク内に入ってきたとも言えるし・・・。
正解は分からず。

そんなブルータンリザードを愛でるチビ様。
基本、吠えない生き物なら何でも大丈夫なようだ。

【 ルーニークリーク 】
クレイドルマウンテン付近のルーニークリーク。
クリークという名のとおり小川が通っていて、その周囲は湿地と草原帯となっている。
昔からこの辺りはワラビーとウォンバットの多い地帯で、ウォンバットを見る為だけに夕暮れ車を走らせていたが、
当時はルーニークリークなどという地名は聞いたこともなかった。

ルーニークリークというバスストップまで出来ていて、そこから木道が整備されている。
この場所からもオーバランド トラックのコースへ入れるようだ。

【 ウォンバット 】
木道を歩くとすぐに出会った。
ここを訪れる人々全てに愛される存在。

【 ウォンバット道 】
木道脇の傾斜のいたる所にこのような獣道が。
ウォンバットがノソノソと歩く道なんだろう。

気が付くと ウォンバットが木道の脇まで。
人も集まってくるが、皆静かにその動向を見守っていた。

【 ウォンバット Poo 】
こんなのも草むらの中に そこかしこにある。
四角い形をしたウンコが特徴でウォンバットのモノと判別できる。
カンガルーやワラビーは丸いんだよね。

【 ウォンバットの巣穴 】
巣穴もそこらじゅうにある。
明るい時間からこれだけ確実にウォンバットを観察できるのだから有名になるのも当たり前だろうね。

写真 左端にはウォンバット。
こんな場所で今日、この時間もノソノソしているのでしょう。
こんな感じのトコに湖があり、ウォンバットが歩く近くでメイフライにライズするブラウントラウトをフライフィッシングで狙う。
それを可能とするのがタスマニア中央高原の湖なんだけど、それはまた次回だなぁ。
次は今回の旅行で、どうしても息子に見せておきたかった野生生物。

【 フェアリーペンギン 】
※ペンギン関連の写真はビチェーノのPENGUIN TOUR からの頂きモノです。
ツアー中の写真撮影は一切禁止されていて、代わりにツアー会社からダウンロードできる仕組みになってます。
成鳥でも30センチ程の大きさしかないペンギン。
なかなか野生のペンギンに出会う機会などないかと思う。

日中は海でエサを求め、日没と共に海岸へ上がってくる。
ペンギン達の巣は海岸から数十メートルからせいぜい200メートル位かな。
草むらの穴の中や時には民家の軒下に巣を構えている。
その巣へ戻る為に、波打ち際で仲間と待ち合わせして数を揃えてからピコピコピコと行進する。
所々で立ち止まって辺りを一頻り警戒し、またピコピコピコ・・・ペンギンパレードと呼ばれる。
その姿は、本人達はいたって必死に生死をかけて行う行為なのだろうけど、何をしていても可愛さアピールにしか見えない(笑)

この写真はどうか分からないが、12月~2月位までの日中はこんな感じで雛が巣から見える。

ボクも以前 こんな写真を取りに明け方の海岸へ向かった事もあった。
アデレードの南にあるカンガルー島という島での事だった。
まだ誰も歩いていない砂浜に、空が明け切らない中 海へ向かったペンギンの足跡だけがある景色を写真に納める為に。
実際に足跡を見て、ちょっとウルウルする程に感動した。
今回 ペンギンの観察に行ったのは12月30日 現地に着いた初日の夜だ。
旅行の終りに、息子に何が一番心に残ったか尋ねると、ペンギンを見た事と答えてくれた。
疲れているはずの夜に、ペンギンを静かに興奮しながら見つめる息子の姿はボクも忘れない。
あまり鳥類には詳しくはないのだけれども、同じ鳥ということで・・・

【 カラス? 】
ブラック・カラウォン とか言う名のはずだけど、皆 クロウ と呼んでいて、カラウォンと呼ぶ人はその名をボクに教えてくれた人しかしらない(笑)
まぁ なんにせよ カラスだよな。。。
日本のカラスと同じか少し小さい感じで、ハシブトガラスとハシボソカラスの中間的な太さのクチバシをしている。
目が金色で、羽の先端部が白いのが特徴だ。
アタマも賢い。
鳴き声は カァーカァー ではなく ‘ギャラウォー ギャラウォー’ と柄の悪い鳴き声を出す。
かなりウルサイ。。。
個人的にはスズメとカラスが大好きなので、もちろんコイツらも可愛いと思うのだが、なかなか他人から理解されない。
ちなみにオーストラリア本土にはマグパイという鳥がいて、これはカラスとは違い皆がマグパイだと呼ぶ。
ジブリの「魔女の宅急便」でキキが森の中に落ちて、鳥に追掛けられるシーンがあるのだけれども、
あの時の首周りと羽の一部が白い鳥はマグパイにそっくりだ。
ボクはマグパイだと思い込んでいる。
まあ ボクに言わせれば縞々のカラスなのだが、クロウとは違う マグパイだと断言される。
そこが個人的経験談でのタスマニアのカラウォンとマグパイの違うトコ。
写真のカラウォンはクレイドルのホテルの窓から撮ったもの。

ホテルの窓の外(裏庭)はこんなボードウォークの出来る森。
少し歩くとワラビーが飛び跳ねていたりする。
ワイルドだろ~。
部屋の窓の下には・・・

【 パディメロン 】
こんなのが来る。
小型のワラビーの仲間で、パディメロンという何とも可愛い名前で呼ばれている。

野良 パディメロン
ピョコン ピョコン とやってくる。
終いには

ウォンバットまで・・・。
これがクレイドルのホテルの良いトコ。
部屋にいながら野生動物の観察。
今回の旅の間で、野生のモノを見せられなかった動物たちも残念ながら多い。

【 カモノハシ 】
これはプラティパス・ハウスという施設で見学したもの。

一般的に、なかなか野生のカモノハシを見るのは難しい事になってはいるのだけれども、
それは個人で旅行に来て、カモノハシに出会おうとすると という事だ。
釣りをしていれば会う場所ではほぼ毎日会うし、慣れてくると寄ってくることもある。
カモノハシは目が悪いはずなので、どういう基準で近寄るようになってくるのかは分からないけれども、ボクの体験談としては
‘ 遊び ’を知っている生き物だ。
ここに書くと 嘘だと 言われるような体験をしている。
釣りで水辺にしばらく滞在していたに過ぎないボクですら、何時ごろに何処へ行けばほぼ確実に会えると分かるのだから、
現地のガイドツアーなどに参加すれば、カモノハシのいる場所と時間帯を数カ所は掴んでいて案内してくれるだろう。
正直、カモノハシよりも 先述の タスマニアデビルに出会う方がよっぽど奇跡的で、難しいはず。
今回は、家族でカモノハシがいる場所へは行く事はなかった。
可能性があったのは釣りをした川と、ルーニークリーク周辺の川辺だったが、そこはボク一人で歩いたので、
家族にとっては可能性はゼロに等しかった。
それと

【イキドゥナ】
ハリモグラだ。
こいつらに出会うのは、これもボクの個人的感想から言わせてもらえれば、運だ。
しかし、かなりの高い確率で出会う事が可能なクジ引きのはずだ。
で、今回はそのクジ引きにハズレた・・・・。
実際、エキドゥナには幾度となく遭遇しているし、写真も撮らせてもらっている。
でも・・・ ここに書いてもいいの分からないのだが・・・・抱っこしたことがないのだ(笑)
野生のハリモグラは警戒心も強く、すぐに丸まってハリをビンビンにして防御姿勢を取る。
厚手の皮手袋でもないと 抱っこ出来ないのだ。
なので、今回 日本出発前日 仕事納めの日にワークマンで皮手袋を購入し、
いつでも取り出せるようにバックパックのポケットへ忍ばせておいたのだった。
皮手袋は一度も取り出すことなく、今もまだバックパックの中にある・・・。
無念だ。
いつの日にか きっと・・・。

【 羊たち 】
牧場が近くにないトコに住むボクにとっては、羊や牛・山羊でさえ物珍しく眺めてしまう。
珍しくてついつい眺めてしまう身近な生き物にといえば・・・

【 アリ(不明) 】
写真で取れたヤツは、これなんだけれども、これの一回りデカイヤツや、キバがハンパないヤツもいる。
軍隊アリの仲間じゃなかろうかと思うが違うのか?
大・中・小 入り混じって活動していた。

【ジャック・ジャンパー・アント】
これは一番危ないヤツ。
最初に泊まった貸別荘の周りにたくさんいたのだけれども、凶暴な事で有名なアリ。
昔、説明してくれた人の話だと、斜め後方にジャンプしながら襲ってくるそうで、噛む力も相当なモノらしいが、
危険なのは毒針で刺すらしい事。
聞いた感じでは、アナフィラキーショックで死に至るケースもあるとの事なので、日本のスズメバチやアシナガバチレベルかと。
そんなのがウロウロしてるんだから、注意は必要ですね。
裏庭に野ウサギがピョンピョンしてるのを眺めていた時に見つけたのですが、気が付かずに刺されたら大変だったな。
なんとなく一時日本で騒がれたヒアリと胸部・腹部の形が似ているので、同じ様な仲間の一種なのかもしれないなぁ。
毒繋がりで言えば、今回 ヘビを目にすることもなかったのも、ちょっと残念だ。
ブラック・タイガースネークという猛毒のヘビがいるのだけれども、これも釣りしてると結構目にするのだが、
今回はチャンスがなかった。
本当に猛毒のヘビらしいが、とても弱気な性格のようでとにかく逃げて行く。
よっぽどマムシの方が好戦的だ。

【 ブラウントラウト 】
やっぱり今回は何と言ってもブラウントラウトだろう。
ホントに会えて良かった。
レインボーやブルックもタスマニアにはいるのだが、今回選んだ川の区間ではレンボーは一度も釣ったことがないので、
最初から期待してはいなかった。
鱒に関しては、本当に再度訪れて釣りに没頭がしたいと強く願っている。
次回は、風景やらのスナップでもアップします。
にほんブログ村 ※追伸
書くの忘れてた・・・。
オーストラリアで一番身近な有袋類でボクが大好きで、皆に嫌われている事も多い動物がいました。
ポッサムです。
その動物は 街の中だろうが森の中だろうがちょっとした木があれば何処にでもいます。
家の屋根の上でネコと喧嘩して騒いでいたり、仕事帰りの夜道を歩いていたら急に上から降ってきた
なんて目にあった友人もいた。
小さ目のハクビシンをキュートにした感じ?(とボクは思っている)
いつでも、何処ででも出会えるはずなのに、今回一匹も見ることはなかった・・・。
息子に見せたかったのに酷く残念だ。
あまりに心残りで、昨夜 夢の中に出てきた(笑)
「やっと会えた~~!! 日本に帰る前に、最後の最後で会えてよかったよぉ~~。」
と、叫んだトコで目が覚めました・・・。
ポッサム・・・時々 オポッサムと混同されて認識されている人もいますが、別の動物です。
どちらも有袋類で、もしかしたら近縁なのかもしれない。
オポッサムは南米が主な生息地で、結構広い範囲に色々な種類がいる。
外見はポッサムと似てるけど、オポッサムの方がシュっとした顔立ちで、顔がイタチっぽい。
それに比べてポッサムはどこか垢抜けない感じだ。 そこがカワイイんだけどね。
フライのマテリアルとしてもオポッサムはそこそこ名の知れた存在だ。
しかし、タスマニアではポッサムもタイイングマテリアルとしてメジャーな存在なのだ。
ボディもポストも全てポッサムで巻いたハイランドダンのイマージャーパターンがあって、
これが一番釣れると言う人が結構いる。
単にストレートフックにボディを巻いて、ラムズウールのポストの様にポッサムの毛を立てるだけのフライだ。
マテリアルとして流通しているのかどうかは分からないが・・・。
湖でボクも何本かそのポッサムフライをもらったし、コマーシャルフライとしても置いてあった。
家のフライのスットックケースを探せば何本か残っているだろう。(日本で使ったことないしな)
そんな大事な動物の名前を書くのを忘れていた。
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- 2019/02/05(火) 12:57:13|
- Tasmania タスマニア
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2019年 1月 1日
おせち料理もお雑煮もない トーストとカフェラテだけで元旦の朝食を摂り、宿からすぐのワイルドライフパークへ。
怪我や病気、交通事故の遺児など様々な理由で保護された野生動物が広大な敷地で暮らす動物園だ。
ワラビーやカンガルーは基本的に放し飼いにされている。
そんなオーストラリアらしい観光をしながら東海岸をしばし北上し、セント・メアリーズ(St.Marys)の市街地へ向かうように
海岸線を走るA3からA4へルートを西へとる。
ちなみにロードナンバーにはAやBやCといったアルファベットが付いていて、
日本の道路に例えるなら A≒国道 B≒県道 C≒市道 のような感じで、捉えると分かりやすい。
Aは舗装 ・ Bは舗装とダートが7: 3 ・ Cはダートがメインで所々舗装されている という感じだろうか。
数字が大きくなるにつれ細かったり・山岳道路だったり・ダート度が高い(石が浮いているような) なんて感じ。
A4には西へ入りセント・メアリーズの市街地に入るまで エレファント・パス・ロード Elephant Pass Rd というロード名がついていて、市街地から西は同じA4でありながら エスキモー・ハイウェイ(Esk・Hwy)と変わる。
基本的に地元の人と話す時はロード名だ。
で、今回選んだこのルートも昔通ったことがあるのだが、エレファント・パス・ロードについての記憶がなかった。
このロードは山間の峠道でここで西に向かって高度をかせぐ。 (いろは坂に近い)
峠の途中に マウント・エレファント・パンケーキズ (Mt. Elephant Pancakes)という店があるのを日本にいる時にネットで見つけた。
評価が良かったので立ち寄り、昼食をとったのだが、正直 残念な感じだった。
パンケーキとは言っても、日本でいうところのパンケーキではなくどちらかというとクレープと言った方が日本人にはしっくりくる。
(クレープ料理というのは分かっていたのだが・・・)
物価の高いオーストラリアなので、値段が高いのは仕方ないにしても、味の方は大味で、盛り付けについては何の飾り気もない。
ボクは個人的にちょっと楽しみにしていただけに残念感だけが残った。
【 Esk Hwy 】
セント・メアリーズからさらに西へ エスキモーハイウェイを飛ばす。
牧場の合間を縫うように緩やかなアップダウンを気持ち良くドライブできる道だ。
ちなみに‘Esk Hwy’ ボクは昔(っていうか今まで)‘エスク(キに近い)ハイウェイ’と呼んでいた。
川も‘Esk River’ は ‘エスクリバー’だった。
今回この旅行計画を立てるにあたってGoogleMapを見ていたら‘エスキモー’って表記があったので、倣って書いている。
‘エスク~’で地元の方とも話が通っていたのだが・・・今回会話で出なかったので実際のところはどうなのか分からずじまいだ。
同じ様な景色で飽きる という人もいる。
でも、同じ様ではあっても まったく同じではなく ボクにとってはいつまででも走っていられる道だ。
それに、このドライブコースの先には20年振りに行く川が待っているのだから、ワクワク感が止まらないのは仕方なかろう。
【Mathinna Rd 】
フィンガル( Fingal ) という小さな町の中心辺りから A4を北上B43へ。
B43のマシーナロードへ入るとすぐにこの景色があると記憶していたが、それも違っていて4~5 Km程途中右折したりして
写真の景色に再会できた。
この牧場の間のストレートを家族と共に走る事が出来るとは、20年前・15年前の自分は想像さえしていなかった。
今回の旅の相棒は 日産エクストレイル。
30歳になった頃から40歳頃まで2台のエクストレイルを乗り継いだボクとしては、現行のエクストレイルで
タスマニアを走れるというのも、これまた一興。

そして、
タスマニアといえばのこのナンバープレート。
タスマニアンタイガーの悲しい歴史と記憶、そして未だに残る目撃情報とDNA操作による人工再生論などなど。
ニホンオオカミに似た道を辿るこの肉食有袋類に浪漫は尽きない。
先程のストレートから走る事約1時間位か?
実はこの後はアップダウンやコーナーもきつくなり、ダートも10Kmを超える程ある。
しかもかなり砂や小石が浮いたアップダウンの連続ダートで、正直ATミッションのエクストレイルでは怖かった。

やっと辿り着いた先はなんとも懐かしい入渓点。
牧場の中を流れる優しい流れだ。
20年前に地図を頼りに初めてここに来た時、この橋の上でどこから入って行こうか思案してしていると、偶然に牧場主が車で通って、
釣りするなら牛に気をつけてさえくれれば、そこ(敷地)のトコから入っていいし、戻りも川沿いに牧場を歩いて戻ってくると良いと言ってくれた。
2度目(10日後位)に来た時は、このすぐ先にある自宅へ向かって挨拶していったら喜んでくれた。
今回も挨拶をしに出向いてみたが、生憎留守のようだった。 (犬はご機嫌に出迎えてくれたが・・・)
もし、覚えていてくれたら家族を紹介したいな とか思っていたのだが・・・。
もう20年も前の事、牧場主も代替わりしている可能性もあるので何とも言えないけどね。
留守の家にポーチに繋いだままの
フライロッドとルアーロッドが立掛けられていたのが、とても印象的だった。

さて、春に買って未だ未使用だったウェーダーと初めて使ってみるビブラムソールのブーツに足を突っ込み、
買ったばかりの♯4番ロッドを繋ぎながら 焦らないよう自分に言い聞かせた。
実を言えば、この時点で今回の旅で
釣りが出来るのは、これが最初で最後だ とは分かっていた。
なかなか家族と離れて
釣りに行くという事は、海外では難しいね。
時間的には、あと1回か2回やれるタイミングがあるのだけれども、色々な意味で止めておくのがベターだと判断したのだった。
それにしても、木って成長するのってこんなに遅いの?
20年前と変わってないような気がするのだけれどもね。。。少しは大きくなってんのか??
ポイントはなんとなくだが、変わっていないような・・・普通もう少し深場に変化がでるとかあるよね??

今回一発勝負と踏んだボクは、結果を求めてしまった。
ので、ボクらしさの微塵もなく止せばいいのに最初に結んだ
フライはニンフだった。
結局、行動は焦らないように取り繕ってみたものの、気持ちは焦りまくっていたんだよね。
まったく釣れない時間が15分位続いたかな。
この川のこの場所で釣れないって・・・・・かなりヤバイ。
落ち着け・・・ そもそもサイトでもないのに川でニンフで釣ろうっていうのがボク的にアカンのじゃなかろうか??
そうだよね。 やっとここにこれたんだから、20年日本でやり続けた
釣りをすべきなんだよ。
ティペットを結び直し、ドライ
フライを結んだ。
そして、一投目に出たのが写真の可愛い
ブラウン。
あっさりだよ(笑)
サイズは大問題だが、いやぁ~~ 力が抜けましたよ。。。
こんなに小さな
ブラウントラウトをしばらく眺めていた。

入渓点から上流へ移動し、木の枝を掻き分けて出た次のポイントで、ゆっくり近付いていった先に
この川では今まで見た事のないサイズの
ブラウンを見つけた。
反転流の淀みの浅いトコにフラフラしていたサイズは60㎝はあった。
この川は30~40㎝前後が時々(良いテンポで)出てくる魚影の濃い川ではあったが、こんなサイズもいたのか。。。
ちょっと身体が硬直するくらいに驚いた。
が、同時にその
ブラウンはゆっくりゆっくりと姿を深場に消して行ってしまった。
タスマニアでの川での最大が52㎝だったと記憶している。
それを3本だったかな。
一匹はバックパッカーズに持ち帰りムニエルにして友達と美味しく食べた。
川は全く別の場所でもっと西よりに位置するレイク・セント・クレアを上流に頂く川だった。
そこではもっと大きいのもいたが、当時のボクには相手にもされなかった。
その大物を見送ってから、再び自分を落ち着かせる。
落ち込んでいる暇はない。 平常心を。

さらに少し上流へ移動すること暫し、細身のボディにまいたベンジョアブパターンをガブリっと喰ってきたのが、写真の
ブラウン。
写真右上の木の枝の奥から出てくれた。
合わせた瞬間から2度大きくジャンプしてヒヤヒヤさせられたが、立ち位置の浅瀬まで来てくれたので何とかランディング。
良い写真が撮れなくてホントに残念だが、この川でのボク的に最大級38センチあった。
ここでもボクの記憶違いなのだが、
ブラウンがなかなか写真を撮らせてくれない。
なんかもっと潔く(諦め?)写真撮らせてくれてたように思うのだが。
正直、今回の旅で
釣りをするにあたり、ボクが想定していたサイズでマックス級だった。
これ位のが釣れればいいなぁ と日本で準備している時に思っていたサイズだ。
一人 牧場の中の川で叫んでいた。
「よっしゃ~~!!」
20年振りの
タスマニアリバーブラウン。
色々悩んで選択したこの川に間違いはなかった。
その後、小さなブラウンのライズをポイント毎に見つけるが、良型のみを狙ってポイントを流した。
2回程 30センチ程のブラウンをミスし、開けた場所の ゆったりとした流れでライズしている魚を見つけた。
フライを小さ目のベンジョアブ(またしても)にチェンジして一投目。

カプっと喰いついてきた。
サイズこそ9寸クラスだが、なんとも気持ちの良い一匹。

ふと顔を上げると 牛の視線が・・・。
なんだか不思議なモノを見るような目で
フライフィシングをするボクを見ている。
そろそろ切り上げ時かなと川通しで戻るが、途中で大きな牛が川の中にいて行く手を阻んでいたりする。
参ったなぁ・・・驚かせたり威嚇してもなぁ・・・。
こんな時ボクは、まず相手に自分の気配を悟らせる。
で、目線は合わせず 何気なく自然に 相手のことなど気にもしていない風に近づき、
一度止まり周囲にある木だったり花だったり、水面だったりに自分が興味ある風に眺めたり草木を触ったりする。
その間、かなり警戒心をもってボクは見られ続けているのだが、敵対心がない事だけは伝わっていくのを感じとるようにする。
で、危ないヤツではないな と感じたような雰囲気が出た後に一呼吸おいて ゆっくりと間合いを ゆっくりゆっくり スピードは一定に距離を詰める。
すると大概は相手が道を開けてくれる。
もちろん攻撃性のない動物にだけですよ。
羊やヤギなんかも結構 頭突き攻撃してくるのですが、牧場はこの方法で突破します。
また野生動物にも同様のパターンで近付き写真を撮ったりしていた。
カンガルーやワラビー、ウォンバット、エミューにも効果的だった。
唯一、ペリカンには間近まで顔が近づいた時に、パカパカパカ~~とクチバシで威嚇され最後は噛まれたな・・・。
しかし、それにしても今回はいささか緊張した。
ここでボクが牛に襲われて怪我でもしたら、一緒に来ている家族が・・・。

なんとかデカい黒毛牛を何頭かかわし、入渓点まで辿りついた。
写真は入渓時に撮った下流側だが、川から上がって橋の上から眺めると流れのなかに40㎝くらいのブラウンが見えた。
先程ニンフを流し込んだポイントなのに。。。よっぽどボクのニンフの流し方が悪いのか(笑)
着替えも含めて正味1時間弱の
釣り。
何とかブラウンの顔が見れただけでも幸せか。
実はこの川 あと小一時間位釣り上がるとアベレージも上がり、魚影も濃くなる。(はず・・・)
ただ、一般道からは遠ざかり、川通しでしか戻れないのでなかなか困難だ。
(もしくは牧場の真ん中を横切るしかない)
早朝から釣りすれば夕暮れの夜8時過ぎまでには、上流の橋まで辿りつけるのかもしれないが、
確かそこもプライベートロードだったはず。
なんにせよ 釣りという遊びは時間も掛かってしまうので、なかなか家族旅行に組み込むのは困難だね。

ここもいつもの駐車スペース。
炎天下の下、家族を車中に一時間放置。
限界点でしょう。
この後は、ちょっと(かなり。。。)感慨に耽りながら、
本日の宿のある
タスマニア第二の都市ロンセストンへ向けて一時間弱のドライブを楽しんだ。
これで(これだけで?)ボクのタスマニア釣行記はおしまい。
これだけでもまた一生の思い出が出来ました。
にほんブログ村次回からは旅行のスナップなどを適当にアップするつもりです。
テーマ:フライフィッシング - ジャンル:趣味・実用
- 2019/01/21(月) 23:34:13|
- Tasmania タスマニア
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2018年12月29日~2019年1月6日


【クレイドルマウンテン Cradle Mt. 】
15年振りにオーストラリア、タスマニア島へ。

旅の準備期間はそれなりにあったものの、それは所詮限られた日程の中、家族旅行の行程を練るばかり。
「地球の歩き方」なども購入してはみたものの、実際は何の役にも立たない(笑)
写真は現地のコテージで開いた地図と一緒に写した写真なのだけれども、結局は一度もページを開かずに終わってしまい、
スーツケースの重量を増やしただけに終わってしまった。。。
20年前にワーキングホリデーメーカーとしてメインランドをラウンドしたり、タスマニアに滞在していた時には随分とお世話になったものだが、少なくともタスマニアの情報量は以前に比べて大分減っているような?
どう考えても旅行中に ‘釣り日’ を組み込む余地はない。
タスマニアでの実質滞在期間は6日間。
もう一度訪れたい場所。 息子に見せておきたい景色。 家族旅行として楽しめるトコ。
などなど思案するにつれボクの‘観光’行程ですら日数が足りない。
観光にもあと3~4日。
他に‘釣り日’を・・・10日は欲しい!!
川に5日・湖に5日 う~~ん それでも足りないぞ・・・。
ず~~~っと悩んだ。 それはそれは悩み続けた。
そして、 釣りを諦めざるを得ないという初めから分かり切っていた結論に至った。

結論した・・・にも関わらず、ウジウジと・・・モンモンと・・・ 釣りの事がアタマから離れない。
実際のところ当初から頭の中にあったタスマニアでの釣りは、湖での釣りだった。
そして、湖の釣りといえばボク的にセントラル・プラトゥ。 Central Plateau (中央高原と訳せば良いのかな)
タスマニアの中央地区は平地から一気に高度を稼ぎ、高地に平原が形成されていて、
その一帯には数えきれない程の大中小様々な湖を抱えている。
それらの湖の中でもアクセス容易な有名な湖群は丁度クリスマス前後に大型のメイフライのハッチが集中する。
素人のボクの観察したところだと、そのメイフライはモンカゲロウと同じような変態過程を得て一生を終えているようだ。
ただ、ニンフの生態はモンカゲロウのそれとは違っているかもしれない。 見た目だけの判断だけどね。
ニンフのまま遊泳浮上 → 水面膜付近で羽化 ダン → スピナーホール
サイズや色合いは丁度 マエグロヒメフタオ とそっくりだ。
名称はハイランドダン HighlandDun
そのライズを取る釣り。
もう一つは膝下から足首位の浅瀬をクルージングしているブラウンをサイトで狙う釣りもかなりエキサイトだ。
こちらはニンフやスカッドをゆっくりと見せる釣りと、ブラックスピナーと呼ばれる小さ目なメイフライのスピナーを水面で食わせる釣りに大まかに分かれる。
ちなみにこのブラックスピナー おそらく一種類のメイフライの名称ではない様な感じだった。
小さ目(#16~18)のスピナーをそう呼んでる感じで、昔それを確認しようと現地の人達に聞いたが、ちゃんとした答えを得る事は出来なかった。
皆 「ブラックスピナーはブラックスピナーだよ。」 との答えだった。
もしかしたら、ダンの形態時にもブラックスピナーという一種類のメイフライなのかもしれないし、今もって謎だ。
なんにせよ 釣り自体に時間も掛かるし、行けば行ったで 釣り場付近はただのウィルダネス。
ボクにとっては野生動物も多くパラダイスな空間なのだが、家族旅行で一日中そこで何をさせるのか(笑)
結論したにも関わらず悩み続けて、やっとこさ辿りついたのは・・・・そうだ川でいいじゃん!! だった。
(そこに辿り着くまでかなりの日数が掛かっている)
それなら ‘釣り日’ は設けられなくても ‘釣り時間’ なら捻出できるかもしれないっ!!
しかし、なかなか家族には言えずにいた。
言えずにいたので、道具を少しずつ揃えることでアピールをしていった(笑)
貯めていた釣り貯金を一気に解放し、4番のパックロッドを地元のプロショップ ダック さんに取り寄せしてもらい。
届いたロッドはすぐさま渋谷さんのトコへ送りつけ、忙しいはずの中でリールシートを交換してもらった。
スーツケースのスペースと重量を少しでも減らす為に、ウェーダーを諦めウエットゲータを用意した。
ブーツもフェルト底ではなくビブラムソールを急遽用意。
まあ 結果 家族の協力もありウェーダーやネットまでスーツケースに入れて出発できたのだが。
それでも最低限の釣り道具で行くことには務めた。

行程表と地図を何度も確認し、釣りに行けるタイミングを想定し、昔々の川の記憶を呼び起こす作業を繰り返した。
いくつかのタイミングと川を候補に挙げると、出来る釣りは似たようなモノで、使うフライも大体予想できた。
フライは普段使っているモノで十分賄える。
一つだけGumbeetle という甲虫パターンだけは日本にはない。
#14~16 の腹部がクリーム色で背中が淡いグリーンだったりカフェオレっぽい色だったりするテントウムシの仲間だと思う。
その流下に伴うライズに合うと、川でも湖でもそれしか食べないという経験があったので、しっかりと準備した。
このガムビートルの他に無いと太刀打ちできないのがトンボのパターンだ。
これもハマるとまず釣れない。なんせ水面に浮いたフライは喰わないのだから。
水面直上の飛んでいるトンボしか喰わない。
まあ それが想定される場所へ今回立ち寄る予定はないのでフライは却下。
そんな師走の忙しい時期に自ら余計に忙しくして日々を過ごし・・・・・・。

2018年12月29日 夜 出国。
久々の成田。

新しいパスポート。
カンタス航空 なんか15年前に乗った記憶よりも狭いのだが、気のせいだったのだろうか。
2018年12月30日
なかなか眠れない夜を過ごし、メルボルンに着いて2時間の間で荷物を受け取り、入国審査を受けてタスマニアへの乗り継ぎ。
ここが一番の難関だったが、なんとか乗り切った。

ジェットスターに乗り換え、メルボルンを出発して約一時間。
タスマニア島の北岸が見えてきた。
何気にこの北岸の海岸線のドライブがボクは大好きだ。
お昼頃 ロンセストン空港へ降り立ち、15年振りのタスマニア。
(この空港を使ったのは初めてだな)
ここからはレンタカーでドライブの日々だ。

最初に向った先はロンセストンから南へ下ること1時間弱程のトコにある Ross という可愛い町。
とある事情で日本人にはとても有名なトコでもある。
オーストラリア初めての食事は、このRossにあるその有名パン屋さんで。
オーナーが代わったとは聞いていたが、かなり繁盛しているようだった。
東洋人が多いのは致し方ないとして、パン屋さんサイドはもう開き直って、その人気理由を前面に押し出している。
メニューも全然違うモノになっていたが、美味しいという点では相変わらずだ。
そして、人気理由を受け入れた事によりビジネスは成功しているかのように見え、東洋人への対応の良さもかなりなもの。
ただ、人気の理由はそれだけではないのだろう。 きちんと? 地元民や西洋からの旅行者も多かった。
Rossといえばやっぱり 上の写真の教会と

この橋。
ちなみにこの川でも魚は釣れる。
トラウトではないが海タナゴに似た感じで色はブルーギルっぽいような・・・名前は忘れたが・・・。
そんな風に可愛い町に寄り道したり、夜はフェアリーペンギンを観察したりタスマニア初日は過ぎて行った。
2018年12月31日 大晦日
この日は朝から車で40分程のトコにあるフレシネナショナルパークでトレッキングしたりして・・・
戻ってきたら滞在先のビチェノ Bicheno の町を散策・買い物し、皆を疲れさせておいて~~~。
夕食前に一人で車を走らせた。
大晦日に釣り納め

この川、以前から気になっていた川の一つ。
この上流はナショナルパークになっている。
20年前に何度か 15年前に一度 橋を渡りながらこの川を眺めていた。
釣りはしたことないが、中・上流部なら東海岸とはいえ釣れないはずがないだろう。
ただ、他にたくさん魅力的な川や湖があったし、東海岸沿いはあくまでいつも観光目的で友人達と来ていたので
釣りする機会がなかったのだった。
今や世の中 ホントに便利になった。
日本にいてもPC開けばグーグルマップで道を探せる。
国道から上流へ向かう森への道もいくつか見当をつけていた。
ところが・・・・。

国道から直にプライベートとなっている牧場の中のダートや、良い感じで上流部へ向かってもう数百メートルで川に届くってトコから
写真のようなプライベートロードの連続・・・・。
多くは農場のゲートが閉ざされていたりだが、中には何やら広大な別荘への道だったり・・・。
結局、川へ辿り着く事が出来ず諦める事に。。。

国道から牧場を抜けて内陸へ数百メートル入ると野生のワラビーがたくさんいた。
多分、この頃午後の5時~6時半位かな。
日没が9時過ぎなのでまだまだ昼下がりの明るさだ。
ちょっとブッシュ帯に入って行くとこんな明るい時間にもワラビーがわんさかいる。
昔は当たり前だった光景を目にして釣りは出来なかったけれど、何か嬉しく思えた。

コテージへの帰り道。
海岸線から見える羊達を眺めながらゆっくりと戻った。

こんな大晦日も良いかもしれない。

羊年だったら尚良かったんだけれどね。
この後、年越し蕎麦などはない 大晦日の夕食を楽しんだ。
年が変わると小さな町の中心部より 小さな花火が数発上がった。
近くの家に集まっているのだろうか 新年を祝う若者達の元気な はしゃぎ声が聞こえてきたが、
それも一瞬の出来事だった。
静かな町の 静かな新年
真夏だった。
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- 2019/01/18(金) 12:53:43|
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2018年9月8日(土)

久しぶりに川へ向かった。
ほぼほぼ2か月振りになってしまうのかな。
向かった先は秋田の渓。
天気は良くないのを分かっていての釣行。
今シーズンも既に残り一ヶ月もない。
その内、何度釣りができるのか・・・カウントすると焦って仕方ない。

すっきりしない天候の下、秋田の渓の入り口でボクを待っていてくれたのは、すっかり地元に馴染んだOBAさん。
久しぶりの釣行となると、何故か毎回急な崖を降りてるような気がするなぁ(笑)

まっ 崖を降りるとすぐにこんな綺麗なヤマメがポンポンと釣れてくれるのだから、不平不満はない。

サイズは小さいながらも本当に綺麗だ。
写真は撮ってないけど、もうちょっと良いサイズをあと3匹程釣った後で、変わった魚がフライに出た。

ちょっと良いサイズだったのでネットでキャッチしたのだけれども、顔をみて驚いた。
淡水シイラかと思ったよ。

奇形なのだろう。
顔が丸くなければ9寸ってトコでしたけどね。

その後もこんな滝を眺めながら気持ち良く釣り上がる。

本日一番のサイズがこのヤマメ。
28センチしかないけど、オスのカッコイイ魚でした。
実は今回もやらかしてしまいましてね・・・。
この28センチのヤマメの前か後だったか忘れたけど、優に尺超えのヤマメをフッキング後数秒のファイトでバラしてしまいました。
グルグル回った時のボディの太さが印象的だったなぁ。

最後にはイワナも出てくれた。
9寸位ですかね。
さて、夜はOBAさんの友人Kさんも交えての飲み会。
Kさんも釣り師で、色々なジャンルをこなし、話のネタは尽きません(笑)
色々な話を聞くのは楽しいですし、為になりますね~。

(新政酒造 陽乃鳥)
2軒目では裏メニューの日本酒や

美味しいモヒートを頂きました。
日付が変わる前に店を出たのですが、結構な雨が降っていました。
ほぼ翌日の釣りを諦めていたのですが、なんとか日曜も少しだけ釣りする事ができました。
で、

31.5㎝の雌ヤマメ!!
OBAさんがね。。。
またまたまた 秋田へ行かねばならない理由が出来てしまいました(笑)
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- 2018/09/10(月) 12:56:39|
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2018年7月7日(土)
本当ならこの日もフライ旅さんと日帰り遠征の予定でしたが、大雨で中止に。
なので、金曜の夜は朝方までワールドカップ観戦。
ベルギー強かったなぁ。
何故か個人的にベルギー代表って昔から好きだったんです。
初めてシーフォとクーレマンスを観た時のインパクトが強かったから。
なかでもシーフォはストイコビッチとリトバルスキーに並ぶボク的に異彩を放っていた選手として映っていた。
(それぞれ少しづつ年代が違うけど)
ストイコビッチは誰の目からみても当時から天才で怪我がなければもっと活躍していたでしょう。
リトバルスキーは当時の西ドイツのサッカーでは本当に異種選手として存在していた。
ドイツサッカーがより彼を際立させてしまっていた感はありましたが、それでもドリブルの切れは素晴らしかった。
この二人がJリーグに来たときは本当に驚いた。
ストイコビッチが日本でプレーするなんて信じられなかった。
今でも飛行機から降りて来たときの姿を覚えています。
確か、ストイコビッチと一緒にビッチェって選手だったかなぁ 強そうなFWも一緒に来たような。
グランパスはこの二人を中心に考えてチーム作れば毎回優勝争いするようになるだろう と友人達にも話してた。
格段にスピードとキレを失っていたストイコビッチは、それでも十分過ぎる存在証明を日本に残したのは、誰でも覚えていること。
その時にボクが期待したのは、シーフォだった。
もしかしたらJリーグでやるんじゃないか? そんな期待。
どっかお金あるチームに助言したい位だった(笑)
絶対に日本のサッカーに合うはずだったし、ストイコビッチ並の存在感を発揮したはず。
観たかったなぁ。
希望は叶わなかったが その後 ストイチコフとスキラッチが来たときにはズッコケた(笑)
いや 嬉しいけどねぇ。 あ マッサーロなんかも来てたね。
まだYENが強かった時代か。 まさにYEN TOWN。
で、現ベルギー代表。
アザール シーフォ程のセンス(天才感)は感じられないが、スピード感と強さもあり総合的にシーフォより上だろう。
ルカク 正直クーレマンスより全て上。 チームを引っ張るカリスマ性という点でのみクーレマンスに敵わないというトコか。
そのあたりはアザールが常に攻撃意識を強く持っているのでバランスがとれているのかな。
さらにクルトゥワ あんなGKズルいだろ。 本田のフリーキック 簡単そうに防いで・・・しかも何気なく斜め後ろにボール逃がして・・・。普通止めても前に転がすじゃん。 FW詰められるトコじゃんよ。
あれ 蹴った瞬間入るって感じて、膝立ちして腕半分上げて喜びの雄叫びあげる寸前だったよ。。。
そんな強いチームがまたカウンター決めてブラジル破って。
う~ん 気持ち良く朝が明けた。
うん??
気付くと家族は誰も起きていない。
雨も止んでる。
そうだ 川へ出掛けよう。
誰か起きてきたら 出掛けずらくなるぞ・・・。
秋田釣行から一週間。
通常 とても地元で釣りしようなんて気分にならないのだが、何故か今年は釣欲が失せない。

家を出たはいいが、本流域でもこの区間は釣りになるんじゃなかろうか?
と見積もっていたトコが二つほどあったのだけれども、とてもそのレベルじゃなかった。
思っていた以上に上流部で雨が降ったようで濁流の川の横をドライブ。
この分じゃ支流もキツイかと思いながらも向かってみると、なんと釣り出来るじゃん。

同じ支流でも上の写真の流れとは、ちょっと区間が違うトコ。
少し水は濁ってはいるが、水量はまだまだ少ない感じすらする。
サカナはポイント毎に反応してくれるが、サイズは写真のヤマメで最大級。

イワナも一匹だけ出てくれた。
地元の川では貴重なイワナだ。

この位のヤマメが面白いように反応する。
そして どのヤマメも綺麗だ。

これは川の写真の区間で出たヤマメ。
この川ではナイスサイズです。
午前中いっぱい 川を満喫し家に帰って就寝。
そして、夕方からは宅飲み。
贅沢な週末。
日曜日 今年もカブトムシが羽化したので、飼育係に。

やっぱり雄ばかりが揃って羽化。
もう何年も同じ現象なので、自然界でも雄が先行羽化なのでしょうね。
大人になって初めて分かる事もありますね。

今年は去年より半減させたのですが、それでも30匹程かなぁ。
今年で本当に引退したいのですが、あとワンシーズンとかチビ様がおっしゃる。
とりあえず5~6匹残して里親探ししてみます。
今回はなんのブログか分からん内容になってしまいましたね・・・(笑)
まだ しばらくは寝不足が続きそうです。
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- 2018/07/09(月) 12:56:16|
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